ルに妻と買い物に出掛けた際に、ブラブラとウィンドウ・ショッピング
を楽しんでいたら、そこに入っている島村楽器店で「管楽器フェア」
なる催しが開かれていました。
このイベントの中に、現在、自身がリーダーを務めるMOSTやトラ
ンペットの日野皓正さんのグループでも活躍されているサックス奏
者、多田誠司さんのインストア・ミニ・ライブが15:00から始まるとい
うではありませんか。
前回、多田さんの演奏を聴いたのは、日野皓正さんのグループ
を聴きに行って以来ですから、もう2年以上前ですか。この時のプ
レーがかなり印象に残っていたので、真近で生音が聴ける絶好の
機会です。
ミニ・ライブとはいえ、これは聴かない手はないでしょ!というこ
とで早速座席をキープしてライブが始まるのを静かに待ちます。
MCの方の紹介の後、定時ちょっと過ぎに多田さんが愛用のア
ルト・サックスとMACを携えて登場。自己紹介もそこそこに、「枯
葉」や「黒いオルフェ」、「オーニソロジー」等、いかにもデモ演奏
らしく、良く知られたジャズ・スタンダード・ナンバーを次々と披露
して下さいました。

インストア・ライブということで、MACのマイナス・ワン音源相手
の演奏だったのですが、その内容はというと、もう「これぞプロ!
!」という(当たり前ですが。)熱い、バピッシュなもの。短いなが
らも多田さんのサックスの素晴らしい生音とインプロヴィゼーショ
ンをしっかりと堪能することができました。あ、そうそう、多田さん
のMCも軽妙感じでとても良かったです。
ライブの終わりの方では、数本用意された塗装や仕様の異な
るアルト・サックスで「虹の彼方に」の一節を吹いて、その音色の
違いを聴き比べるというのがあったのですが、その違いがかなり
歴然としていてとても興味深かったですね。
私などが聴くと、どの楽器もそれなりに良い音色に聴こえるの
ですが(苦笑)、その説明に耳を傾けていると、その音色の違い
以上に、プロの方の楽器の選定基準の厳しさを恒間みたような
気がします。
ちなみに多田さんのアルト・サックスの音色は、ギラついたと
ころがなく、中低音がふくよかでちょっと枯れた味わいがあるよ
うに私は感じました。音量が大きくなってもちっともうるさくない
のは、やはり楽器が"遠鳴り"しているからなのでしょうか?
参考までに多田さんの愛器は、ノン・ラッカーのボディにゴール
ド・プレート製のネック。用意されていたのは、同じくヤマハ製の
ブラック・ラッカー仕上げ、シルヴァー仕上げ、そしてオール・ノン
ラッカーのタイプでした。
イベントの性質上、こういったライブはプレーヤーを対象として
いるものだと思うのですが、普通のライブにはない面白さがあっ
てかなか良いもので、サックスを吹かない私のような者にとって
は貴重な時間でしたね。
ライブの締めは、観客の方からのリクエストで、チャーリー・パ
ーカ−の難曲、「ドナ・リー」を熱演。その後は自身の執筆、監修
による教則本と新しくリリースされる教則DVDをシッカリと宣伝さ
れておられましたよ。
タグ:多田誠司

























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