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2009年07月10日

2009:07:10:00:02:51

他の楽器も達者なジャズ・メン達A

  前回の『他の楽器も達者なジャズ・メン達@』に引き続き、今回は
 その第2弾を送りしたいと思います。

  さて、このシリーズ。どちらかというと余興的というか変化球的な企
 画でもありますから興味のない方はサラっと読み飛ばして頂いて全
 然構いません(笑)

  ということで、今回は自分の専門外のピアノも上手いジャズ・メン
 達を中心にまとめてみました。

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2009年07月08日

2009:07:08:00:12:57

他の楽器も達者なジャズ・メン達@

  ジャズ・ミュージシャンの中には「私はこの楽器しかやりません。」
 といった職人気質なひともいるにはいますが、天性、器用とでも言い
 ますか、自分の専門外の楽器にもかかわらず”プロ裸足”な腕前を
 持ったひとも大勢います。

  たとえば、ピアノという楽器の場合、大抵はこの楽器を入口にして
 音楽の道に入ることが多いということと、ジャズという音楽が高度な
 和声の知識と理解が必要不可欠ということもあってか、大方のジャ
 ズ・ミュ−ジシャンは、ピアノにかなり習熟しているケースが多いで
 すね。

  また、ピアノ以外の楽器、例えばドラムスやパーカッションなどの
 リズム楽器や自分の専門外の管楽器、弦楽器なども相当なレベル
 でプレーできるひとがいたり、色々な楽器をすべてこなしてしまうマ
 ルチな才能に恵まれたひとも中にはいるようです。

  今回この記事を書くにあたって、色々な音源をチェックしたり、不
 な点は色々調べてみたりしたのですが、セッションの成り行きでコ
 ッソリと演奏されたものから、自分の専門外の楽器でまるまる一枚
 のアルバムを作ってしまったツワモノまで本当に多種多様で、それ
 こそ大袈裟な話ではなく、それぞれの音源にそれぞれのドラマが付
 帯していてとても興味深いものがありました。

  ということで、今回、こういったちょっと変わり種な音源とそれにま
 つわるエピソードなどを私の思いつく限り簡単に紹介していこうと思
 います。

  なお、このシリーズ。結構な分量になりそうですから、数回に分け
 て、しかも不定期でアップするということでご了承下さい。

 
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2009年07月03日

2009:07:03:00:00:23

イリアーヌが新作『デサフィナード』をリリース

  前作『ボサノヴァと私』は、自身のヴォーカルに大きくスポットを当
 てたピアニストのイリアーヌですが、7/22にリリースされる予定の
 新作『デサフィナード』は、約2年ぶりとなるインスト・アルバムにな
 るようですね。

デサフィナード
イリアーヌ マーク・ジョンソン ジョーイ・バロン
デサフィナード
曲名リスト
1. ジャスト・フレンズ
2. バウイング・トゥ・バド
3. イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ
4. ハヴ・ユー・メット・ミス・ジョーンズ
5. ピアノ・ソロ・メドレー
6. ペギーズ・ブルー・スカイライト
7. デサフィナード

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  『デサフィナード』というタイトルから、最初の頃はボサノヴァを中
 心としたインスト・アルバムで、前作と何らかの関連のある作品な
 のかと思われましたが、実際のところはタイトル曲のみがボサノヴ
 ァ・ナンバーで、それ以外はジャズ・スタンダードを中心とした選曲
 となっていますね。ミンガスの「ペギーズ・ブルー・スカイライト」な
 ど、なかなか面白い選曲です。

  なお、音源はスタジオ録音ではなく、今から7年前(2002年)の5
 月にオランダのアムステルダムでのライブ録音で、夫君のマーク・
 ジョンソンのベースとジョーイ・バロンのドラムスによるピアノ・トリオ
 によるものです。(1曲がソロ・ピアノ・メドレー)

  昨年はボサノヴァ50周年ということで、ヴォーカリストとしての活
 動が目立っていたイリアーヌですが、今度の新作ではジャズ・ピア
 ニストとしての彼女の魅力が楽しめそうです。

  そういえば、イリアーヌというひと。私の知っている限りでは、彼
 女名義のアルバムでライブ盤をリリースしていた記憶がないので
 すがどうだったでしょうか?もしそうだとすれば、ちょっと意外な気
 もしますね。(記憶違いならスイマセン。)
    
 



 
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2009年07月02日

2009:07:02:00:27:42

辣腕!『バック・オン・ザ・ブロック』/クインシー・ジョーンズ

  先日、惜しくも他界してしまったマイケル・ジャクソンの才能を見
 事開花させ、文字通り”キング・オブ・ポップス”の地位に押し上げ
 たのは、名アレンジャーであり、音楽プロデューサーのクインシー
 ・ジョーンズの存在が大きかったことは言うまでもありません。

バック・オン・ザ・ブロック
クインシー・ジョーンズ
バック・オン・ザ・ブロック
曲名リスト
1. プロローグ(2Q’sラップ)
2. バック・オン・ザ・ブロック
3. アイ・ドント・ゴー・フォー・ザット
4. アイル・ビー・グッド・トゥ・ユー
5. ヴァーブ・トゥ・ビー
6. ウィービー・ドゥーイニット
7. プレイス・ユー・ファインド・ラヴ
8. ジャズ・コーナー・オブ・ザ・ワールド
9. バードランド
10. セテンブロ(9月,ブラジルのウエディング・ソング)
11. ワン・マン・ウーマン
12. トゥモロウ
13. プレリュード・トゥ・ザ・ガーデン
14. ザ・シークレット・ガーデン

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  長年にわたるマイケルとの音楽的蜜月関係を解消したクインシ
 ーは、彼の秘蔵子ミュージシャンはもとより彼の音楽的人脈をフ
 ルに駆使て作り上げたソロ・アルバム『バック・オン・ザ・ブロック』
 をリリース。その彼の華麗なキャリアを一枚のアルバムに凝縮し
 たようなこの作品は、発表当時かなり話題になりました。

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2009年06月29日

2009:06:29:01:07:10

ヴァイブの巨匠、ボビー・ハッチャーソン来日。

  もしブルーノート東京が近所にあったら、これはぜひ足を運んで
 みたいライブです。

  ブルーノート・レーベル時代の名盤『ハプニングス』でも知られる
 ヴィヴラフォンの巨匠、ボビー・ハッチャーソンがブルーノート東京
 で来日公演
を行います。(詳細は文中のリンクから。)

bobby.jpg

  なお、今回の公演で彼が連れてくるピアニストが、昨年、ジョー・
 ヘンダーソンに捧げるアルバム『黒水仙』をリリースしたカナダ出身
 の女性ピアニストのリニー・ロスネスでそれ以外のメンバーについ
 ては現時点では未定。(リニーとは彼の最新作で共演。)

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2009年06月26日

2009:06:26:19:55:53

マイケル・ジャクソンの死去に寄せて。

  今朝、衝撃的なニュースが全世界を駆け巡りました。歌手のマイケル
 ・ジャクソン氏が呼吸停止状態でロサンゼルス市内の病院に搬送され、
 救急蘇生の甲斐なく死亡したとのこと。享年50歳。



  私が中学〜高校生の頃というのは、空前の洋楽ブームということもあ
 って、今となってはとても”ミニ”とはいえないミニコンポやバカでかいウ
 ォークマンで、流行りのアーティストの曲を聴いたり、ラジオで流れる最
 新の洋楽をエア・チェック(死語ですが。)したりするのがちょっとカッコ
 いい・・・そんな時代でした。

  当時、ジャズだけでなく、音楽全般に興味が広がりつつあった私にと
 って、マイケル・ジャクソンはお気に入りのアーティストのひとりで、そ
 の個性的な歌はもとよりズバ抜けたダンスのセンスにも物凄い衝撃を
 受けましたね。
  
  最近ではそうでもありませんが、当時の洋楽といえばやはり白人が
 主流で、マイケル・ジャクソンの登場、そして破格ともいえる成功は、
 単に歌って踊れる黒人スーパー・スターの誕生というだけでなく、新し
 い時代の到来をも感じさせてくれました。

  特に『オフ・ザ・ウォール』、『スリラー』、そして『バッド』に至る3部作
 (勝手にそう呼ばせてもらいますが。)は、私が大学を卒業してからも
 度々聴いていて、特に『バッド』に関しては、個人的には最もバランス
 が取れているような気がして好きなアルバムです。モータウン時代の
 作品は、自分がベースを弾くようになってから時代を遡って聴くように
 なりましたね。


  晩年は良きにつけ悪きにつけスキャンダラスな話題の多かったマイ
 ケルでしたが、やはりそういったことも皆含めてのスーパー・スター。

  それ故、凡人にはとても想像もつかないような成功を手中に納めな
 がら、その代償もやはり凡人には及びもつかない過酷なものだったこ
 とでしょう。

  近年、若き日のマイケルを知らない若者が、マイケルのことを過去
 の栄光を食いつぶして生きる変人のような言い方をしているのを耳に
 したのも一度や二度ではなく、それが世の常とは知りながらも内心は
 とても残念に思っていました。(ちなみに私自身は彼の私生活上の問
 題に関してはあまり関心がありません。)

  こういう言い方は変かもしれませんが、スター多しといえども彼のよ
 うな光を放つ星(スター)は、未だ現れてはいないのが現状ではない
 かと思います。

  日本には「人間50年〜」という有名な一節がありますが、彼にとっ
 ての「50年」はいったいどのようなものだったんでしょうか?やはり
 「夢幻の如く」・・・そんな感じだったのでしょうか?

  ふとそんなことに思いを巡らしながら、この不世出の天才エンター
 テイナーの冥福を心からお祈りしたいと思います。そして、これを機
 に彼の全盛期を知らない方にも、ぜひ彼の音楽に耳を傾けて頂け
 ればと思います。
 
 



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2009年06月25日

2009:06:25:18:36:08

渡辺貞夫さん 『INTO TOMORROW』リリースとライブ情報。

  自身70作目というニュー・アルバム、『INTO TOMORROW』を9/2に
 リリースする予定のサックス奏者の渡辺貞夫さん。

  ここしばらくライブ・アルバムが続いていたので、久しぶりのスタジオ
 録音ということになりますか。

  その新作のタイトルを冠したライブが9/2(水)〜9/5(土)にブルー
 ノート東京で行われます。

    
  『INTO TOMORROW』の参加メンバーや内容等はまだわかりません
 が、今回のライブの面子から想像するにアコースティックなジャズ路
 線のアルバムなのでしょうか?
  
  今回のブルーノート公演のみならず、アルバムの発表に伴うツアー
 の方も企画されるでしょうから、詳細が分かり次第、新作情報と共に
 改めてアップしたいと思います。 

    渡辺貞夫 『INTO TOMORROW』〜25th
    Anniversary Celebration of SADAO’S CLUB〜


   ■日時:9/2(水)〜9/5(土)

   ■場所:ブルーノート東京

   ■出演:渡辺 貞夫(サックス)
        ジェラルド・クレイトン(ピアノ)
        ベン・ウィリアムス(ベース)
        ジョナサン・ブレイク(ドラムス)







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2009年06月24日

2009:06:24:03:09:21

マーカス・ミラーが来日です。

  数年前のある日。私の妻はそれ程マーカス・ファンというわけでは
 なかったのですが、突然「マーカス・ミラーを聴きに行ってくる。」とい
 う書き置き一枚を残し、ブルーノート東京にわざわざ仙台から聴きに
 出掛けたことがありました。

Marcus Miller.jpg

  その日、仕事だった私は当然家で留守番。ジャコやスタンリーは生
 で聴いたことはあったものの、常々あのサウンドを生で聴いてみたい
 ものと思っていたマーカスとは不思議に縁がなく、それまでずっと聴
 けずじまい。テーブルにポツリと置かれたこの書き置きを見て羨まし
 いやら悔しいやらでそれこそ歯噛みする思いでしたね(笑)

  帰った彼女が目をハートにして言うには、ベースがとんでもなくウ
 マいというのは当然のこと「めちゃめちゃセクシーでカッコいい!凄
 いオーラ出てた!!」とのことで、特別ベースのことを知らない彼女
 でも、十分満足できる素晴らしいステージだったようです。


  そうなんです。夏が近くなってきて次々と秋口以降のライブやコン
 サートが発表になっていますが、いよいよこのひとの登場!現代エ
 レクトリック・ベースの巨匠でサウンド・プロデューサーのマーカス・
 ミラーが来日公演を行います。

  マーカスは、スーパー・ベース・プロジェクトのS.M.Vの一員として
 昨年来日していますが、自己のグループでは2年ぶりの来日公演と
 いうことになりますか。

  自己名義のアルバム、『フリー』も2年前のリリースですから、タイ
 ミング的にはそろそろ新作も出そうな頃です。

フリー
フリー

  ”TUTU REVISITED”と銘打たれた今回のライブ。グループのメン
 バ−などは未だ不明ですが、詳細がわかり次第、この記事に追記
 することにしますね。


   〜マーカス・ミラー〜TUTU REVISITED〜
 
  ■ビルボードライブ東京 9/12(土)〜9/15(火)

  ■ビルボードライブ大阪 9/17(木)〜9/19(金)







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2009年06月21日

2009:06:21:10:11:40

『スイング・ジャーナル』/7月号/2009

  『スイング・ジャーナル』/7月号/2009が発売になっています。表紙
 写真はキース・ジャレット氏。

Swing Journal (スイングジャーナル) 2009年 07月号 [雑誌]
Swing Journal (スイングジャーナル) 2009年 07月号 [雑誌]

  で、連載特集「名盤のウラに記された真実」は勿論キース・ジャレ
 ット。読んでいて何枚か聴いてみたいアルバムが出てきましたね。

  ところで、今年はまだキースの来日情報がないのですが、予定が
 許すならば、今年は東京まで聴きに行こうかなと考えています。


  ところで・・・。


  う〜ん!今月号もあまり変わり映えがしないというか、ちょっと私
 は飽きてきてしまいましたね(苦笑)

  まあ、この“普遍性”が『スイング・ジャーナル』らしいといえばらし
 いのしょうが・・・。


  大西順子さんの11年ぶりの新作、『楽興の時』のディスク・レビュ
 ーが出ているのですが、長いブランクがあったにもかかわらず、さ
 らに彼女のピアノは進化しているとのこと。かなり期待して良さそう
 な雰囲気ですね。今の時点では、このディスク・レビューが最新か
 つ詳しい情報かもしれません。興味のある方はチェックしてみて下
 さい。

  (すべてスタジオ録音かと思ったら、ラストの1曲が昨年のブルー
 ノ−ト東京でのライブ・トラックで、この曲だけはレジナルド・ヴィー
 ルとハーリン・ライリーとのトリオによるものということです。)

  『スイング・ジャーナル』/7月号/2009の目次と概要は以下のとお
 りです。
 
 続きを読む
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2009年06月19日

2009:06:19:00:58:41

『ソングX』の衝撃/パット・メセニー&オーネット・コールマン

  数あるパット・メセニーの作品の中で、『ソングX』というアルバムがあ
 るのをご存じでしょうか?

ソングX:20thアニバーサリー
パット・メセニー&オーネット・コールマン チャーリー・ヘイデン ジャック・ディジョネット
ソングX:20thアニバーサリー
曲名リスト
1. ポリス・ピープル
2. オール・オブ・アス
3. ザ・グッド・ライフ
4. ワード・フロム・バード
5. コンピュート
6. ザ・ヴェイル
7. ソングX
8. モブ・ジョブ
9. エンデンジャード・スピーシーズ
10. ヴィデオ・ゲームズ
11. キャサリン・グレイ
12. 三角法
13. ソングX・デュオ
14. ロング・タイム・ノー・シー

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  メセニーが若い頃からフリー・ジャズの巨人、オーネット・コールマンの
 音楽に傾倒しているのは有名で、ことあるごとにオーネットの楽曲を取
 り上げていることからもその心酔ぶりが窺えますよね。

  1985年、そんなメセニーの熱烈なラブ・コールに応え、ついにオーネ
 ットとの夢のコラボレートを実現させたアルバムが、この『ソングX』とい
 う作品で発表当時は日本でもかなり話題になっていた記憶があります。


ornette.jpg


  というか、この当時、「あのひとは今」的な存在だったオーネットがこ
 のアルバムをキッカケに再注目され、オーネット単独での初来日公演
 が実現したくらいですからやはり相当衝撃的な出来事だったのでしょ
 う。(この公演は実際に聴きに行きました。)  続きを読む

2009年06月18日

2009:06:18:20:50:58

ケニー・ギャレットが来日

  2年ぶりにテナー・サックスファラオ・サンダースをゲストに迎えた
 ライブ盤『スケッチズ・オブ・MD』をリリースしたアルト・サックス奏
 者、ケニーギャレットが今年も来日公演を行います。


kennygarrett.jpg


  新作では新旧の楽曲を交えながら、ストレート・アヘッドなジャズ
 からマイルス・デイビス直伝のエレクトリック・ファンクまで相変わら
 ず多彩な才能を発揮していたようですが、それらがさらにどのよう
 な進化を遂げているのか楽しみですね。
  
  そいういえば、共演したファラオ・サンダースも今年来日公演を行
 うのでしたね。詳細はコチラの記事からどうぞ。


  〜ケニーギャレット来日公演〜 

  ■ビルボード東京  8/16(日)〜8/17(月)

  ■ビルボード大阪  8/19(水)



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2009年06月17日

2009:06:17:18:30:39

『jazz Life』/7月号/2009

  『jazz Life』/7月号/2009が現在発売中です。表紙写真は日本のラテ
 ン・ジャズ・シーンをリードするビッグ・バンド、熱帯ジャズ楽団のリーダー
 でパーカッショニストのカルロス菅野氏。

jazz Life (ジャズライフ) 2009年 07月号 [雑誌]
jazz Life (ジャズライフ) 2009年 07月号 [雑誌]

  熱帯ジャズ楽団は、結成から11枚目にあたるオリジナル・アルバム、
 『熱帯JAZZ楽団 XI 〜Let's Groove〜』をつい先日リリースしたばか
 りで、今月号の特集も「熱いリズムがラテンの基本」というラテン・ジャズ
 特集が組まれています。(試聴はコチラでできます。)

  また、今月号も国内外アーティストのインタビュー記事は充実してい
 て、もうひとつの特集「サキソフォン・サミット」では、先日新作をリリー
 スしたブランフォード・マルサリス、ジョシュア・レッドマン、キャンディ・
 ダルファーの3人のインタビューが掲載されているほか、死の2カ月前
 にスイスで行われた75歳のバースデー・ライブがDVD発売されるジ
 ョー・ザヴィヌルの生前のインタビューもあります。

  そういえば、ザヴィヌルが亡くなったのは9月ですから、早いもので
 もう2年になるんですね。このインタビューの中でザヴィヌル自身も語
 っているのですが、彼が自画自賛するほどの出来栄えのソロ・アルバ
 ムをほとんど完成させていたようなのですが、やはり発表されないの
 でしょうか。(未完成なのかもしれませんが。)

  ライブ・レポートは、体調不良で延期になっていたギターリストのジ
 ム・ホールのコンサートがカラー写真入りで。演奏には特に支障はな
 かったようですが、まだ完全復調とまではいかないようです。でも、来
 日できるところまで回復したのですから本当に良かったですね。 

  ここ最近の『jazz Life』は、取材が行き届いている感じで私的には
 結構読み応えがあっていいと思います。

   『jazz Life』/7月号/2009 の目次と概要は以下のとおりです。続きを読む
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2009年06月16日

2009:06:16:17:26:46

ロイ・ハーグローヴがついにビッグ・バンド・アルバムをリリース。

  自己のクインテットを率いての来日公演を真近に控えた人気トランペット
 奏者のロイ・ハーグローヴ。


icon
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  昨年は自らがリーダーを務めるビッグ・バンドでブルーノート東京に出演
 して話題になっただけでなく、そのエキサイティングな演奏ぶりも大変評判
 だったようですね。
  
  このロイ・ハーグローヴのビッグ・バンド。日本では昨年の来日公演が初
 お披露目だったわけですが、実は1995年から不定期ながら演奏活動を
続けていて、今やアメリカでは、あのウィントン・マルサリス率いるジャズ・ア
 ット・リンカーン・センター・オーケストラやマリア・シュナイダー・オーケスト
 ラに肉迫する勢いのコンテンポラリー・ビッグ・バンドのひとつとのことで、
 そのアルバム化が期待されていました。(私は昨年まで全く知らなかった
 のですが・・・)

  そして、来る7/7にこのビッグ・バンドの初アルバム『エマージェンス』が
 ついにリリースされることになりました。日本公演にも同行していた歌姫、
 ロバータ・ガンバリーニが2曲に参加しているほか、多彩な音楽性を持つ
 彼らしい幅広いレパートリーとのこと。

  ウィントン・マルサリスの肝いりで、17歳という若さで華々しいデビューを
 飾ったロイ・ハーグローヴもはや40歳。ちょっと昔のジャズ・メンの雰囲気
 を持った本当に“華”のあるトランペッターです。

  そんな若い頃からの彼の「夢」だったというビッグ・バンド。彼はこのバン
 ドではソロ・トランペッターとしてだけでなく、多くの作編曲の手がけている
 のだとか。

  どこか控えめに聴こえてしまった、昨年リリースのクインテットによるア
 ルバム、『イヤーフード』よりも、個人的にはコチラの方に期待です。





  
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2009年06月13日

2009:06:13:01:09:19

穐吉敏子&ルー・タバキン・デュオ・コンサート”邪頭梵音”

  2003年に長年率いていた自己のビッグ・バンドを解散し、近年は原
 点であるピアニストとして精力的に活動を続けている穐吉敏子さん。

  昨年は、夫君であり実力派サックス、フルート奏者であるルー・タバ
 キン氏との初デュエット・アルバム『ヴィンテージ』をリリースして、”ピ
 アニスト=穐吉敏子”としての魅力を存分に披露していました。

  今年は、ご夫婦の結婚40周年ということもあって、それを記念する
 チャリティ・コンサートが、6/10(水)に東北福祉大学の『けやきホー
 ル』で行われました。


toshikoakiyoshi.jpg


  結婚40周年という長い歴史を刻まれたご夫婦ですが、実はこうい
 った”デュエット”という形でコンサートを開くことはとても珍しいという
 ことで早速聴きに行ってみることに。

  続きを読む

2009年06月10日

2009:06:10:00:06:10

日野 JINO 賢二が語るジャズな話。

  実は今日は記事を更新する予定ではなかったのですが、なかなか素
 晴らしいインタビュー記事を見つけたのでここで紹介させて頂きます。

  今や日本のジャズ・フュージョン界のみならず、J−POPや様々なジャ
 ンルで活躍する人気ベーシストの日野 JINO 賢二さん。あるサイトで彼
 が自分の音楽観について語っている記事が掲載されていたのですが、
 これがなかなかイイ話なんです。


jino.jpg

  彼のこれまでの生い立ち、父親であり世界的ジャズ・トランペッター
 である日野皓正さんとのエピソード、天才、ジャコ・パストリアスとの
 交流、日米音楽シーンの違いなどなど・・・話題は多岐にわたってい
 て大変興味深い内容になってます。

  こういったベーシスト、ギターリスト系のインタビューというのは、ど
 うしてもテクニカルな方向に話題が向きがちなのですが、このインタ
 ビューは、ほとんどそういったものはなく”音楽好き”の方なら誰でも
 読んで楽しめそうですよ。

  特に私がおもしろいと思ったのは、賢二さんの子供時代の日野皓
 正さんの厳しい教育方針。

  私の父は日野さんよりも少し年上なのですが、世代的には同じく
 らいで、私も同じようなことを父に言われて育ったので、とても共感
 するものがありました。勿論、みんなではないのでしょうが、日野さ
 んやうちの父親らの世代は、こういった考え方が当たり前だったの
 だと思います。「欲しけりゃ自分の頭で考えて、自分で手に入れろ
 よ。」みたいな・・・。

  思えば、今は昔に比べると何でも簡単に手に入り、欲しい情報は
 昔とは比べ物にならないくらいスピーディーに知ることができる便
 利な時代です。

  しかしながら、その便利さ故に”自分の頭で考えること”、 それ
 らを手に入れるために”工夫すること”または“骨を折ること”がほ
 とんどなくなってきているのも事実ですよね。(とはいえ、無理なも
 のは無理ですし、今の時代、特に今の子供達の世代にはそっくり
 当てはまらない部分はありますけどね。)

  ハナからテクノロジーや文明の進化を否定してしまったりするの
 は決して良いことではありませんが、ついついそれに頼り切ってし
 まって、それが”当たり前”になってしまうのは一体どうなんだろう
 ??便利さを代償にとんでもなく大切なものを失っているんじゃな
 いの!?

  そんなことまで考えさせられる素敵なインタビュー記事なので、
 ぜひご一読下さい!!興味のある方はコチラからどうぞ。あ!ち
 なみにこのインタビュー記事は、8/29に開催される『サマー・ジャ
 ズ・レボリューション』
というイベントの出演者特集のようです。




ばな1.gif







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2009年06月09日

2009:06:09:08:58:47

気になる真夏の新譜情報をまとめて。

  ここ仙台では先週末からパッとしない天気が続いていて、昨日の
 夕方にようやく数日ぶりの太陽が顔を出し、今日は朝から爽やかな
 青空が広がっています。

090609_0811321.jpg

  例年だと、そろそろうっとしい梅雨入りの時期なのですが、天気予
 報によると今年はそ少々遅れて、いよいよ今週あたり突入するので
 はいうこと。

  仙台の梅雨は”梅雨寒(つゆざむ)”といって、急に気温が低くなり
 、季節は春先か初夏の頃に逆戻り。寒がりの我が家では、納屋に
 しまってあったファンヒーターをまたひっぱり出してきて、朝晩お世
 話になることになります(苦笑)
  
  長〜い梅雨が終われば、仙台にもやっと短い夏がやってきます。
 そうなんです。仙台で本格的に夏らしいのはお盆くらいまでなんで
 すね。それを過ぎると残暑はあるものの、急に日差しが秋っぽくな
 ってしまうのですね。
  
  そんな個人的に待ち遠しい「夏」なんですが、7〜8月にリリース
 されるであろう、ちょっと気になる新作をいくつかピック・アップして
 みました!

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2009年06月06日

2009:06:06:00:17:21

チック・コリア、スタンリー・クラーク&レニー・ホワイトが来日?!

  ほぼ毎年のように来日を果たしている人気ピアニストのチック・コ
 リアですが、ジョン・マクラフリンとの「ファイヴ・ピース・バンド」のツ
 アーの終了もそこそこに、現在はソロ・ピアノによる活動をメインに
 して世界中を忙しく飛び回っているようですね。

  チックの公式HPによると、9月の初旬からRTFの盟友、スタンリ
 ー・クラークとレニー・ホワイトによるトリオによるアメリカ・ツアーを
 開始。11/27〜12/2までブルーノート東京に出演することがすで
 に決定している模様です。(ブルーノート東京の発表は、現時点で
 まだのようですが。)

  どうやら今年も再結成したRTFでの来日は叶わないようですが、
 メンバー全員がスター・プレイヤーなのですから、スケジュールの
 調整上やはり難しいものがあるのでしょうか。

  とはいえ、ちょっとしたサプライズの”トリオ”による来日。アコー
 スティックなものなのか、そうでないのか。または事前にこのトリ
 オによる新作のリリースがあるのかどうか等は未だ不明ですが、
 詳細が分かり次第、また追記しようと思っています。







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2009年06月04日

2009:06:04:02:47:55

トランペット戦士 ハンニバル・マーヴィン・ピーターソンの魅力。

  ギル・エヴァンス・オーケストラのレギュラー・トランペッターと
 しても活躍し、「トランペットのコルトレーン」「ジャズ・トランペット
 界のモハメッド・アリ」とも称されるトランペット奏者、ハンニバル
 ・マーヴィン・ピーターソン。近年はもう活動はしていないようで
 すが、70〜80年代にかけて人気を誇ったスタイリストのひとり
 で、好きだったひとも多いのではないでしょうか。
 
Hannibal Marvin Peterson.jpg


  ”ハンニバル”というのはもちろん本名でなく、彼が敬愛するカ
 ルタゴの智将の名前から取られたもので、そんな勇ましげな名
 前同様、彼の演奏スタイルは凄まじくアグレッシブなもので、ま
 さに”トランペット・ファイター”といった形容がぴったりな熱く燃え
 るようなプレーがその持ち味です。

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posted by sou-un at 02:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | トランペットの名手達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

2009:06:02:00:14:22

『サックス&ブラス・マガジンVol.11』のコルトレーン特集

  現在、リットー・ミュージックから発売中の管楽器専門誌『サックス&
 ブラス・マガジンVol.11』。

サックス&ブラス・マガジン (SAX & BRASS Magazine) volume.11(CD付き) (リットーミュージック・ムック)

  この専門誌。勿論、現役でサックスやトランペットをやっている方に
 は非常に有益で濃い情報が満載なんですが、別に自分で楽器をプレ
 ーしていないリスナーの方にも、非常に興味深い記事が掲載されてい
 ることが多いんです。

  たとえば今回の”Vol.11”は、テナー・サックスの巨人、ジョン・コルト
 レーンが特集になっているんですが、彼が名盤『ジャイアント・ステップ
 プス』を発表した時期と、『マイ・フェイヴァリット・シングス』を録音した
 時期との丁度間くらいの時に『ダウンビート』誌に寄せた、彼自身の執
 筆による長編の手記が掲載されています。

  内容の方も、彼自身の半生から当時彼が試みようとしていた音楽
 的アプローチ、彼がそこから新たに目指そうとした未来までとかなり
 多岐に渡ったもので、大変貴重というだけでなく、彼の音楽に対する
 深い愛情や誠実さが感じられる素晴らしいものです。(この手記の中
 から彼の伝記物に転載されている一節もかなりあります。)
  
  また、コルトレーンの使用した楽器や奏法などの専門家による詳
 細な分析は、サックスを吹かない私でもかなり興味深く読むことが
 できました。コルトレーンが生涯、歯のトラブルに悩まされ続けたと
 いう話は有名ですが、やはりそれが彼の奏法や音色に大きな影響
 を与えていたようですね。

  基本的にはプレーヤー向きの雑誌ですが、興味のある方はぜひ
 書店で手に取ってご覧になってみて下さい。なかなか面白くて為に
 なる記事が他にも結構ありますよ!







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posted by sou-un at 00:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | 今月のジャズ関係誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月30日

2009:05:30:00:12:01

ボビー・マクファーリン+ウェイン・ショーターのデュオ。

   先日、夜中にYOUTUBEを見ていたら、ちょっと面白い映像を見つけ
 ましたのでここで紹介しておきます。

  ”声の魔術師”ことボビー・マクファーリンとソプラノ・サックスの巨匠、
 ウェイン・ショーターとの二人だけの演奏で、曲は『ウォーキン』。

  二人とも顔が若いので(ショーターはあまり変わらないですが)、か
 なり以前の映像のようですが、何かのテレビ・ショーの一場面のよう
 ですね。
  
  テレビ的な「演出」はありますが、演奏自体はなかなか興味深いも
 ので、ヴォーカルとサックスというよりも二つのヴォイスのデュエット
 のようにも聴こえます。

  それにしてもショーターのソプラノ・サックスの存在感たるや凄い
 ものがありますよね。主役のマクファーリンが霞んでしまいそうな音
 の勢いで、5分少々の演奏ですが十分満足感があります。

    
  近年はヴォーカリストとしてだけでなく、クラシック音楽の指揮者と
 しても活動の場を広げているボビー・マクファーリンですが、ショー
 ターの方はというと、なかなかその活動が伝わってこないんですね。

  昨年は大型編成のグループに入ってプレーしたりしていたようで
 すが、今年はレギュラー・カルテットでツアーもやっているみたいで
 、そろそろ新作が待たれます。





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