トレイン』の標題曲「ブルー・トレイン」の別テイクが近頃、極めて良好な音
質で発掘され、ブルーノートのウェブ・サイトで公開されているのですが、も
う、お聴きになられたでしょうか?
実はコレ、昨年の12/19にすでに公開されていたのですが、ここで記事
にしておくのをすっかり忘れてしまっていたのです(笑)

ボツ・テイクとはいえ、このクオリティーの音源が眠っているというので
すからさすがにブルーノート・レーベル。ジャズ・ファンにとっては世紀の
大発見ともいえるわけで、これを聴いておかない手はありません。
我々の耳に馴染んでいる、あの「ブルー・トレイン」は実はテイク9で、今
回公開されているのは完全未発表のテイク7と、すでにリイシュー盤で陽
の目を見ているテイク8とが両方楽しめるようになっているんですね。
サイト内の解説の中にもあるとおり、当時のブルーノートは、曲ごとでは
なく、収録演奏順にテイク・ナンバーをつけていたそうなので、1曲目、2曲
目と3テイクずつ、そして3曲目に演奏された「ブルー・トレイン」のテイク7
とは実質上のファースト・テイクということになります。
各人のソロ、特にコルトレーンのソロは、マスターテイクにも劣らない出
来栄えですが、テーマ・アンサンブルでのリズム・セクションとホーン・プ
レーヤーとのテンポ感のズレがあってとても興味深いですね。テイク7か
らマスター・テイクまで順を追って聴いていくと、テンポが少しずつ固まっ
ていって、ソロも完成度がどんどん高くなっていく様子が良くわかります。
名エンジニアのルディー・ヴァンゲルダーとコルトレーンとのリアルなや
りとり(対訳付き)もしっかり収録されており、この名演が完成されるまでの
プロセスがドキュメンタリー・タッチで楽しめますよ。
まだ聴いていない方で興味のある方は、コチラからどうぞ!ちなみに私
は、テイク8のコルトレーンのソロ、テイク7のリー・モーガンのソロがなか
なか良いなと思いましたが、皆さんはいかがでしょうか?
■『ブルー・トレイン』のレビューを読む。








