みたいライブです。
ブルーノート・レーベル時代の名盤『ハプニングス』でも知られる
ヴィヴラフォンの巨匠、ボビー・ハッチャーソンがブルーノート東京
で来日公演を行います。(詳細は文中のリンクから。)

なお、今回の公演で彼が連れてくるピアニストが、昨年、ジョー・
ヘンダーソンに捧げるアルバム『黒水仙』をリリースしたカナダ出身
の女性ピアニストのリニー・ロスネスでそれ以外のメンバーについ
ては現時点では未定。(リニーとは彼の最新作で共演。)
ヴィヴラフォンという楽器は、どうしてもあの”バグス”ことミルト・
ジャクソンのブルージーでバップ的なサウンドをまずイメージしが
ちなのですが、ボビー・ハッチャーソンという人は、そんなイメージ
をガラッと変えてしまった偉大なスタイリストですね。
勿論、ミルト・ジャクソンの流れは着実に受け継いではいるので
すが、そのサウンドはミルトのそれよりも硬質でクールに響きます。
60年代のモード・ジャズ勃興期に登場した人だけに、ミルトのよ
うなビ・バップの体臭は希薄で、『ハプニング』で共演しているピア
ノのハービー・ハンコックがヴィヴラフォンを演奏したらこんな感じ
なのでは といった感じのモーダルでモダンなフレージング、ハー
モニーが特徴的です。
いわゆる“新主流派”と呼ばれる人達の作品で、彼がサイド・メン
として参加しているものに耳を傾けてみると、彼のヴィヴラフォンが
背後でちょっと鳴っているだけで、その作品全体に緊張感が出ると
でも言いますか、サウンド全体が引き締まるような感じがするから
不思議なものです。
しばらく前に彼の最近作から数曲がラジオで流れているのを聴い
たのですが、そんな先鋭的なプレーが持ち味だった彼のスタイルも
、近年若干の変化が出てきているようで、あれほど先鋭的なサウン
ドだったサウンドがどこかミルト・ジャクソン的というか、ちょっと古典
的なスタイルに変化していて正直驚きました。
私個人としては、昔のような尖がったスタイルの方が好みなので
すが、たった一音で彼だとわかるその個性的な響きはやはりさすが
としか言いようがありません。
この最近作は、バラードを中心としたスタンダード・ナンバー集と
いうことですから、今回の公演では彼の透明感溢れる音色を十分
堪能できるのではないでしょうか。
タグ:ボビー・ハッチャーソン








