なのですが、今回は少々時勢を反映した話題をひとつ。
東北地方に在住の方なら新聞などでご存知かと思われますが、定
期借地権の契約切れに伴い、来年8月以降の存続が危ぶまれてい
たライブホール「Zepp Sendai(ゼップ仙台)」ですが、この度、地権
者のJR東日本とゼップ仙台の運営会社との話し合いの元、2年間の
営業延長(12年5月上旬まで。)が決定しました。

ただし、定期借地権の原則なので仕方のないことなのですが、契約
満了後は上物は取り壊し、更地にしてJR東日本側に返還。その後、
移転して営業継続するか否かはまだ未定とのこと。
ここゼップ仙台は、2000年の夏に東北初の本格的なライブホール
として整備されたのですが、大ホール並みのキャパとライブハウスの
タイト感を兼ね備えているだけでなく、JR仙台駅に隣接という圧倒的
立地条件の良さも魅力。
様々なイベントのほか、色んなジャンルのアーティストのライブが催
されていて、ここ10年弱という年月の割には、音楽ファンの間では馴
染みの深いハコなんですよね。ジャズならば、昨年の上原ひろみさん
の日本ツアーもここから始まりましたし、この間のマーカス・ミラ―、年
末のデヴィッド・サンボーンのライブもここで行われます。
ここ仙台は、ライブやコンサートができるホールはいくつかあるので
すが、老朽化が進んでいたり、アクセスが悪かったりして、なかなか
ゼップ仙台のような要件を備えたハコがないというのが現状です。
こんなことを言うのもなんですが、この間のマーカスのライブも、ゼ
ップ仙台でやるのと他のホールでやるのとでは、結果は全然違って
いたはずですよ!
営業停止が決定してからは、存続を望む地元の有志や大学生を中
心に署名活動なども行われていたのですが、結果的にはこれらの声
に応える形となったわけで、とりあえずここ2年間は一安心。
まあ、時勢が時勢ですから、地権者側としても、更地に戻したところ
で、早々優良な企業を誘致するのはかなり難しいでしょうし、そういっ
た事情も今回の朗報に影響した部分はあるのでしょう。
運営者側は長期契約(10年?)を希望したようですが、仙台駅東口
で再開発構想を検討しているJR側はそれを退ける慎重姿勢で、結局
「2年間延長」という形で折り合いをつけたようですね。その時どうなる
かはまだわからないですが、いずれはなくなってしまうわけですね。
仙台プチ・バブルの遺産ともいうべき空きテナントだらけの高層ビル
をボコボコ造るよりも、ゼップ仙台のような所を残してくれた方がず〜
と良いというのは音楽ファンの勝手な言い分なのでしょうか?
運営者サイドは「市の文化的な役割を担ってきた自負はあるが、役
割を終える時期が来た。」という説明で、2年後以降の存続について
はかなり消極的な感じ。
こういったコメント。こういった場面でよく聞きますが、本当に「役割を
終えた」か否かは市民やファンが判断することで、何か一方的な感じ
がして私はイヤだなぁ〜と思う。だったら署名運動なんて起きてない
いしょうに(笑)。
まあ、色んな事情があるにせよ、「契約切れ」の一辺倒で東北のフ
ァンの気持ちを置き去りにして、とても後味の悪い思いをさせた某球
団よりはマシなのかも(苦笑)?!
タグ:ゼップ仙台









良い音楽に触れてきた馴染みのホールがなくなってしまうのは寂しいですね・・・
「役割を終えた」云々は確かによく耳にするコメントですよね。かつてNHK-FMを停波する声が上がった時も、そんなこと言ってたような気がします。
音楽だけでなく芸術に触れて感動を共有する空間に「役割の終わり」の時なんて無いんじゃないかと・・・
少しでも長い存続を、遠くからですが願っています。
そう言えば、私の実家は兵庫県なんですが、ブルーノート大阪が閉店に
なった時も、父がとても残念がっていました。
どこのホールも経営が厳しい中、2年間とはいえ、この『ゼップ仙台』の
存続は、稀なケースだと思います。
でも、「役割を終えた」云々というコメントは、何だかあたりさわりのない、
都合の良い言い方のような気がすんですよねぇ〜。
まあ、私が大人気ないだけなのかもしれませんが(苦笑)。